書評

【読書感想】 アウトプット大全で考えた

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OUTPUTの写真

 

普通に過ごしていると読んだ本や見た映画の内容を説明したり知識として利用することができないなと感じることはないでしょうか。

例えば、この間読んだ本1冊を5分でまとめて話してみてください、と言われたら話せるかどうかといった具合です。

あるいは、映画を見て感動して泣けましたということを、いざ家族や友人に説明しようとしても、何がそんなに感傷的になれたのかいまいち伝わらない、あれ、結局何が面白かったんだっけ、という具合です。

成長の為に読書や勉強をしても、その時だけは覚えた気になっていて実際には成長につながっていないんですよね。

そんな自己研鑽になやむひろすが、最近気になって読んだOUTPUT大全について「気付き」を得たので、いろいろ主観を交えて要約と読書感想してみました。

 

本著者である樺沢紫苑さんはインプットである「読む」「聞く」ことより、アウトプットである「話す」「書く」「行動する」といったことを多くすることが重要であると述べています。

なぜアウトプットを多くすることが重要なのか。

なぜ、インプットよりアウトプットの比率を高くしなければならないのか。

そんな疑問点を踏まえ、本記事では本書アウトプット大全の重要なポイントをピックアップして簡単にまとめてみました。

5分程度で読めるかと思いますので是非読んでみてください。

 

インプット、アウトプットの比率

著者は精神科医でもある樺沢紫苑さんです。

この方がいかにアウトプットの達人かというと

・メルマガ毎日更新

・YouTube毎日更新

・Facebook毎日更新

・毎日3時間以上の執筆活動

・年2から3冊の本の出版

・セミナー毎月2回

これらを数年にわたってこなすだけでなく、インプットも遊びも欠かさない、ほんとに同じ時間軸で動いているのだろうかと疑うほどの精力的な活動をこなされています。

そんな、アウトプットの達人がすすめるインプットとアウトプットの時間の比率は3:7なのだそうです。

これは、樺沢先生の実験例やコロンビア大学の研究者の研究で得た比率で、インプットの倍以上の時間をかけてアウトプットすることが自己成長にもっとも効率的であるということでした。

ちなみにひろすは本書を3時間で読み終わりましたが、現在それをブログ記事にまとめることに10時間以上費やしております。著者の提唱する比率を十分クリアしてアウトプット中であります。一方、著者は「ブログは30分で時間を区切って書くべし」と述べています。 ふむ、ぜんぜんダメです!ね。

さて、その比率を実践してみる方法について一部紹介します。

・インプットしてから2週間に3回以上アウトプットするとその知識は長時間定着しやすい。

期間としては2~4週間でインプットした情報は脳みその「海馬」というところに保管され、その間に情報が使用されると「重要な情報」として脳みその「側頭葉」で長期間保管されるという構造であるためです。

脳みそがそういう構造になっているんですね。

勉強したら2週間以内に問題集を3回以上解くのがいいのでしょう。

・本を月に3冊読む時間があってもアウトプットしないのであれば、読むのは1冊に絞り残りの時間でアウトプットする。

月に3冊本を読んでもその知識を誰かに伝える、その知識を利用しなければ結局読んでいないのと一緒。

ひろすも常々感じていましたが、果たして読んで勉強した内容が知識や経験として使える状態になっているのか疑問でした。

著者は同じ時間があるのであれば、1冊読んでその感想を書く、ノウハウを利用して人に成果を伝えるといったアウトプットをした方が圧倒的に自己成長に効率がよいということです。

アウトプットの重要性

OUTPUTしている棒

何故、著者は本書でアウトプットの重要性を伝えるのか。

その一つの理由として、デジタル情報化社会において、情報は受け取れば受け取るほど支出になるのに対し、情報は発信すればするほど収入になるからと述べています。

今はYoutubeやブログで発信することで、自分の経験や知識が収入にすることが簡単になっています。

受け取る側ではなく、発信する側になることがいかに人生に有用かということですね。

他にも理由の一つとして、アウトプットをしない限り、自分という人間を知ってもらうことはできず、自己成長につながることも評価につながることもないと述べられています。

いずれにしてもインプット中心であった生活をアウトプット中心に切り替えるだけで、今までとは計り知れない能力を発揮できるようになることを著者は強く主張しています。

具体的なアウトプット例

アウトプットのポイントは「話す」「書く」「行動する」です。さらに突き詰めた具体的な手段はぜひ著書を読んでいただければと思います。

一つ簡単にできるアウトプット例をあげると、何かを読んだ、見た時に瞬間的にひらめいた「気付き」があればメモ帳やスマホにメモすることだそうです。

この「気付き」をアハ!体験と呼ぶそうで世界の見え方が変わる「自己成長」への一歩になります。

 

 

アウトプット「作る」

そういえば「作る」というのがなかったので勝手に追加してみました。

アウトプットといえば「作る」といった「ものづくり」も重要かと。

アクセサリーを作る、家具を作る、ゲームを作る、アプリを作る、他にもいろいろありそうですね。

アクセサリーなどは「ミンネ」とかを利用すれば発表、販売まですぐできますね。

その結果、収入だけでなく評価やフィードバックも得ることもできます。

 

フィードバックを得る経験

フィードバックの図

アウトプットにはフィードバックがついてくる。フィードバックのない一方的なアウトプットは不完全なものかもしれません。

批判も含めたフィードバックを得る経験はアウトプットをしなければ発生することはありません。

争いや競争にもなるかもしれませんが、そんな中でも発信を続けることで、その意志や知識のもとに人が集まってくるのだと思います。

著者も一度だけ炎上という強烈なフィードバックを経験したことがあるそうです。

具体的な内容にはふれていませんでしたが、それでも20年間アウトプットを続けた結果、評価や仕事につながりデメリットよりメリットの方が20倍はあったと述べられています。

 

まとめ

もっと多くの具体的なアウトプット方法は何だろうと興味を感じたのであれば、本書には80通りをこえる具体的な方法が記載され、多くの「気付き」を得ることができるかと思います。

ぜひ一度本書を手に取ってみてください。

すこし世界が変わるかもしれませんよ。

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