
仕事をしていると不思議とミスを繰り返してしまうことがはないでしょうか。
「注意していたんだけどなぁ。」と思いつつ、おきてしまった事実に気が滅入ってしまいます。
これは会社務めをしていると普通の人なら誰もが通る道。
私も会社員を20年近くしてましたので、こんな状況をよくよく経験してきました。
今回はミスが続く理由と注意点、対処方法をご説明します。
ミスをしたときの対応方法やミスを減らしていく方法がわかり、信頼や評価につながるようになるかと思います。
最後までぜひ読んでみてください。
仕事のミスが続く理由

仕事でミスが続く理由はこんな点があります。
ポイント
- 運が悪い
- 焦りで今まで出来ていたことが出来なくなる
- 一つのミスをもみ消そうとして余計に疲労
- つまるところ経験不足
順番に説明していきます。
運が悪い
選択しなければならない事が重なり、さらに結果的に間違った方を選択してしまう。
上司に怒られつつ詰められつつ、「なんで聞かなかったんだ!」と言われてしまう。
そりゃ聞けるわけない。
その時はそっちが正しいと思えちゃったんだから。
焦りで今まで出来ていたことが出来なくなる
どんな人でも集中力を欠くと仕事でミスしやすくなります。
たとえば、また同じことでミスするかもしれない、怒られるのいやだなとかネガティブな感情が仕事のジャマをします。
集中できない時にミスが続くのも当然のことです。
一つのミスをもみ消そうとして余計に疲労
ミスを繰り返している時、怒られたり周囲にあきれられたりすると自尊心が傷つきます。
そこでミスに気が付いた時、何とか揉み消そうとしてしまいがち。
普通に終わるはずの仕事が今まで以上の仕事量になってしまい極端につかれます。
疲労で集中を欠き、また別の仕事でミスをしてしまうといった具合。
つまるところ経験不足
経験不足が根本の原因。
仕事の対応例や結果の蓄積がないとミスが連続しやすいかと思います。
社内のマニュアルや対応の事例の記録が少なかったり。
あっても読んでなかったり。
すこし難しい作業内容なのに自分でテンプレをつくってないなど。
こんな状況のままだと仕事の安定感が欠けてしまうことはよくあります。
ミスが続くのをなくす対処方法

こんな対処方法をしていけばミスが続くのをなくせます。
ポイント
- ミスの原因から再発防止を考える
- ミスの復旧方法も重要
- 判断が必要な時や間違ったら困ることは、上司に確認してもらう。
順番に説明していきます。
ミスの原因から再発防止を考える
同じミスを繰り返してしまうというのは、ミスが経験になっていないから。
「今後は注意しよう」という気持ちだけだと、気持ちがゆらいだとき同じことをしてしまいます。
ミスも繰り返せば自然と要領を覚えていくことになりますが、やはり同じミスは一度でクリアしたいところ。
そのためには、ミスした内容と判断に悩んだ箇所から原因をはっきりさせましょう。
原因がわかれば再発防止方法もわかります。
作業のテンプレを自分のメモや社内データベースに作成して再発防止をルーティンに組み込んでしまいましょう。
作業時に確認できるようにしておけば、格段に同じミスが減ることになります。
ミスの復旧方法も重要
人手で仕事をしていると再発防止をしていても同じことをやってしまうことがあります。
そんな時でも復旧した事例の記録があれば、同じ失敗を誰かがしたときの助けになります。
「どうやって解決したか、直したか」の事例があればあるほど、同じことが起きた時の処理に悩まなくなります。
復旧方法も再発防止と合わせて記録しておくとよいですね。
判断が必要な時や間違ったら困ることは上司を巻き込む
慣れない作業、未知の対応であれば上司への「ほうれんそう(報告、連絡、相談)」をめんどくさがらないことです。
都度上司の判断を仰ぐのはエネルギーがいりますが、 だれか(できる人)に確認してもらうのは一番効果があります。
「ほうれんそう」は上司や関係者を自分の仕事に巻き込むための手段の一つ。
使うべき時に使うと効果的です。
ミスしても怒られにくくする方法

ミスして怒られないのは難しい。
でも怒られにくくする(詰められにくくする)方法はあります。
こんな順番で対応します。
- ミスに気が付いてどうにもならない時はすぐ上司に報告。
- とにかく先手を打つ。
- まずは「申し訳ありません。」の謝罪と状況の要点だけを伝える。
- 指示を仰ぎつつ全力で復旧作業。
- 最後に同じミスをしない為の今後の対応を示す。
- 自分で考えた対策に「物言い」がついたら相談しつつ再検討。
とにかく先手を打つ。
まずは「申し訳ありません。」の謝罪と状況の要点だけを伝えます。
この場合、表現が正しいかわかりませんが・・・先手必勝です。
ミスが後から判明すると詰められないのは難しい。
注意点は言い訳や虚偽の報告をすると話がこじれたり、その後の判断を間違ったりするので絶対にしないことです。
とにかく先手をうって申告すると呆れられても詰められることは少ない。
すぐに協力を仰ぐことで復旧の手立ても取れるからです。
まずは先手をうって申告することです。
ミスしても評価を落とさない為には

ミスしても評価を落とさない為にはこんな点を意識します。
ポイント
- ミスしたことを引きずらないこと
- 監視が強くなるのは仕方ない
- ミスした後も情熱をもって取り組む
- ミスを人のせいにしない
- ミスしたことを隠さない
順番に説明していきます。
ミスしたことを引きずらないこと
またミスをするかも・・・と萎縮してしまうと目の前の仕事に集中できず、同じミスを繰り返す悪いサイクルに入ってしまいます。
開き直りはダメという意見もありますが、あえて失敗で怒られるのも給料のウチと開き直ってしまうのも一つの方法。
割り切ってしまった方が結果的に悩まず仕事に集中できます。
監視が強くなるのは仕方ない
ミスが続くと周囲からの監視が厳しくなったり、進捗状況の報告を要求されるのは仕方がない。
反省しつつ同じことを繰り返さない行動を続けることが積みあがって周囲の信頼になります。
行動を続けていると必ず良い結果になります。
周囲の監視なんていつの間にかなくなっていることに気が付きますよ。
ミスした後も情熱をもって取り組む
ミスした後も情熱をもって取り組むことにつきます。
根性論ではありません。
失敗した時にどうやって対応して対策するか、同じことをしないよう考えて行動できるか、それが評価の分かれ道です。
反省しつつ同じことを繰り返さないように対策に取り組めば、後輩や同僚が同じ失敗をしている時に助けることもできます。
後輩の指導や同僚への協力で組織の仕事の底上げに貢献していれば、必ず評価されてきます。
ミスを人のせいにしない

ミスを人のせいにしたり、すり替えもやめた方がよいですね。
結局巡り巡って自分の信頼を落とすことになるかもしれません。
とはいえ自分が原因かわからない時は「わからない」とはっきり意志表示したほうが良いこともあります。
本当に自分が原因だったのか確認しなければ、根本の対策にならないからです。
ミスしたことを隠さない
会社で活動していれば、ミスしても組織でなんとかリカバリします。
個人で損害を賠償するといった事は無いと思います。
ただしミスを隠していたことが後で判明すると責められたり周囲の信頼が極端に下がり肩身が狭い思いをすることになります。
ミスに気づかないふりをしたり隠すのはやめておいた方がよいでしょう。
ブラックな環境なら環境を変更しましょう

失敗を繰り返さない人もいます。
でも普通の人はそんなことはなくて、失敗を減らしながら仕事を続けていきます。
とはいえ、なぜか失敗や経験不足を許さないブラックな職場環境があります。
そんなとこで消耗するのは自分にとっても損。
すぐに環境変更の行動をおこしましょう。
具体的な方法は2つ。
ポイント
- 異動願い、職種変更の要望
- 転職を考える
異動願い、職種変更の要望
これは会社が最終的に決めるので、すぐに希望がかなうことはないかもしれません。
でも今の会社で仕事を続けたい時は、まずは自分から動いて環境を変える意志を示していきましょう。
転職を考える
今の仕事は自分にとってのベストではないこともあります。
ガマンを続けるぐらいなら、まずは転職サイトに登録してみるのも一つの手。
リクナビNEXTは転職経験者の10人に8人は利用した日本最大級の転職サイトです。
経歴の登録だけでスカウト待ちできることが強みです。
スカウトを待つだけなら職場内に転職活動の情報が広がることはまずありません。
スカウトが来ればそれだけで自信になりますし、自分の可能性を感じることができます。
登録も5分で完了できます。
重要:転職を決意した時の注意点
今の仕事でガマンを強いられている状況でも、会社を辞めることを目的に転職は考えない方がよいです。
早く辞めたい!と次の転職先をあまり考えず決めてしまうと、やっぱり同じようなブラックな環境ということも。
結局、同じ不幸を引き継いでしまいます。
そのために今の自分ができること、自分のやってみたいことを洗い出しつつ、転職サイト等を利用して視野を広げつつすすめると無理がないですよ。
まとめ
ミスが続くのをなくす対処方法は、再発防止を考えつつ経験にかえることにつきます。
ミスしても評価を落とさない為には、引きずらないで情熱をもって取り組んでいくことが重要です。
また、隠したり人のせいにしないように注意しつつ、自分が原因なのかわからない時ははっきりわからないと意志表示することも必要になるときがあります。
失敗は誰にでもあることですし、それが続いてしまうこともよくあること。
「自分だけかも」と気にしがちです。
そんなときは上司と雑談する時にでも、さりげなく聞いてみるといいです。
よろこんで自分の過去の失敗談を武勇伝のように話してくれることでしょう。
会社から評価されているような人でもそういう時があったことがわかると思います。
以上、「仕事でミスが続くときの理由と対処方法」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考になれば幸いです。
では、また。